最近ではスマートフォンアプリで簡単にゲームができるようになったこともあり、とても身近で手軽にゲームを楽しむことができます。
多くの子どもの遊びの一つになっているゲームですが、ずっとゲームばかりに集中している姿を目にすると心配になってしまいますよね。
子どもがゲームをするとき、何に気を付ければよいでしょうか?
〇保護者の目の届くところでゲームをさせる
・ゲーム機・携帯など持ち運びできるゲーム端末は自分の部屋でやらせないようにして端末の置き場所を決める。
・オンラインゲームなどで他人と接点を持つときには個人が特定できる情報を伝えていないか、トラブルが起きていないかなど子どもがゲームをしている間、保護者は子どもの様子を目が届くところで見守る。
〇ゲームソフトの対象年齢を参考にする
特定非営利活動法人コンピュータエンターテインメントレーティング機構(CERO)という組織が、ゲームソフトの内容にもとづいて対象年齢等を設定しているので、基準が厳しいものを選ぶようにする。
- CERO A(全年齢対象)
- CERO B(12歳以上対象)
- CERO C(15歳以上対象)
- CERO D(17歳以上対象)
- CERO Z(18歳以上のみ対象)
〇課金に気を付ける
ゲーム自体は無料と記載があってもアプリ内でレアキャラやアイテムがもらえるため、集めたい・欲しい気持ちをあおって購入させ、一旦契約すると解約するまで自動継続されるものもあります。課金できないようゲーム機の設定・決済時の認証設定やアカウント管理をしっかりする必要があります。
〇子どもとゲームを通してコミュニケーションをとる
子どもが夢中になっているゲームを保護者も一緒になってやったり、子どもに教えてもらうことで共通の話題が増えコミュニケーションがさらにとりやすくなります。子どもとの信頼関係がより強くなることでゲームの時間をコントロールするなどの自立心が芽生えやすくなります。
〇子どもが約束を守らない場合は
約束の時間を過ぎてもゲームに夢中になってなかなかやめないとさすがに腹が立ち「いい加減にしなさい」と言いたくなります。私もその一人で小学生の子どもに「時間が守れないなら明日は一日ゲームはなしにするよ」と言っていました。
でもこれは逆効果で人間はダメと言われると逆に気になり、ダメと言われることをしたくなる「カリギュラ効果」という心理現象があるそうです。
「ゲームはなし」という罰よりも「毎日ゲームを必ず3時間はやる」と強制したり、保護者がゲームのやり方にいちいち口出しをするほうが興味をなくしてしまうこともあるようです。
全ての子どもに効果があるとは言えないかもしれませんが、子どもの性格に合わせてルールを決めて楽しく上手にゲームと付き合えるようにしていきたいですね。
(記事:本社アシスタント 髙橋)