「趣味の話」

2023.04.06社員日記

今回のテーマは「趣味の話」

皆さんは趣味をお持ちでしょうか？旅行、食べ歩き、映画鑑賞、読書、ゲームなど、仕事とは別に余暇を楽しむため、ストレス解消のため、特技などを活かすため、自分自身の向上のため、老化防止のため、などなど、様々な理由で様々な趣味があることと思います。

そもそも「趣味」とはどんな意味なのでしょうか。辞書で調べてみると

「仕事・職業としてでなく、個人が楽しみとしている事柄」（goo辞書）

と記述されています。

では英語ではどうでしょうか？

ニュアンスの違いによってこれらの表現があるようです。

hobby-ある一定の知識を要する趣味

pastime-娯楽としての趣味

interest-興味を持って行う趣味（3語ともgoo辞書）

このうち、日本語のニュアンスに近いのは「interest」ではないでしょうか。

となると自分にとって「興味があって楽しみとしている事柄はなんだろう」というのが、趣味に出会う入り口なのかもしれません。

　生活するうえで仕事第一であるという考えは、特に日本では大きいかと思います。一方、自分の人生全体を見たときに、仕事、家庭、交友関係、ボランティア活動など、ひとつひとつのことが人生の一部という考え方もあると思います。その日、その時、その時期の優先順位はそれぞれあるわけで、どれが一番大切、ということは一概には言えないでしょう。

例えばライフプランを作成する際「ライフイベント表」というものを記入します。将来

「何を・いつ・いくら・何のために」という希望や目標を決めていくためのものですが、その表には「仕事」「家庭」「個人」という項目で分類してあります。そうすると、経営者や自営業の人は「仕事」の項目がほとんどです。一方サラリーマンは「個人」「家庭」がほとんどです。おかれている環境や立場によっても、優先順位は違いますね。

　ですが自分の人生を俯瞰して見たときに「どんな人生を送りたいか」「何を大切にしていきたいか」「悔いのない人生を生ききるためにどう生きていきたいか」というテーマに向きあうと、趣味の存在は大きいように感じます。

「自分は何が趣味だろう？」と考えるとき、例えば家でテレビを観て笑っているのが好き、ゲームに没頭することが好き、という場合、ただ時間を浪費しているだけじゃないか？と考えて、それは趣味ではないのでは？と思えるかもしれません。ただ「個人として楽しみとしている事柄」が趣味の定義ならば、その人にテレビやゲームがその定義に当てはまるならば趣味になるわけだし、そのことによって気分転換やリラックス効果を得られるならば意味があることになると思います。なので、趣味にする事柄そのものは固定されるものではなく、人それぞれ違うのではないでしょうか。

　その上で、たった一度しかない人生をより豊かに幸せに生きるために、限られた時間をどう過ごすか、を見つめつつ、自分が興味あることを楽しむ＝趣味を大切にしていきたいものです。

　では「自分の趣味は〇〇です」と言える人もいれば、「何が趣味だかよくわからない」「興味のあることなんて特にない」というような人もいるかと思いますが、自分にとっての趣味を探す、見つける、定義する場合にどうしていけばいいのか、考えてみました。

・小さなことでも構わない

　趣味といっても、特別なことや大きな事柄だけでなく、日常に転がっている小さな、些細なことでもいいと思います。例えば僕は、駐車場から家まで1～2分歩きますが、空を見上げるのが好きで、雲や星、月を見ると気分転換になります。これも趣味と言えるのでは。それが高じて天体や宇宙、気候のことについての興味につながるかもしれませんしね。道端の花を摘むとか、ただフラッと歩くとか、そんな自分の何気ない行動や気持ちに意識を向けることも、とても大切かもしれないです。

・昔から気になっていること、やりたいと思って忘れてしまったことは？

　何となく子供のころからとか、しばらく前からとか、このところとか、気になることはないでしょうか。あるいは、以前は興味があったけどいつの間にか忘れてしまったようなことなどはないでしょうか。例えば僕は、小さいころから何となく「詞を書きたい」と思いながら学校の勉強優先でできずにいて、また「曲を書きたい」と思いつつ、楽譜も書けず読めず、楽器もできないからそのままにしておいたのですが、少しずつ詞を書き、パクリでもいいから曲を思い浮かべることを積み重ね。今まで200曲以上作詞作曲してきました。いまだに楽譜の読み書きはできず、楽器は下手で音楽の勉強もしたことはありませんが、小学校のころから心に留まっていたことを手探りでやっていくことで、趣味を超えてライフワークになりました。