ライフプラン

2022.11.10社員日記

今回のテーマは「ライフプラン」

昨今、ライフプランという言葉はかなり一般的になってきたと思います。ですが、一体ライフプランって何？となると、明確な答えが無いんでは…と思ったりもします。今回は実際これまでライフプランを作成してきた中での自分なりの定義を皆さまと分かち合えればと思います。

・人生の２つの共通項

１つ目の共通項は、我々はいつか必ず死にますね。つまり時間に限りがあるということ。

２つ目の共通項は、おそらくどんな人も、不幸になりたい人はいない、つまり幸せに暮らしていきたい、ということ。

　この２点は、今生、命を与えられた存在としての権利であり、または義務でもあるのではないでしょうか。

　では、どう生きれば幸せか。これは人それぞれ、家庭それぞれ違います。その「幸せのかたち」が夢であり、生きがいであり、希望であるとしたら、そんなことを具体的な目標に変えていくのが「ライフプラン」かと思います。

・いつ、いくら、何のため

夢を目標にかえるためには

①「いつ」実現させたいのか？

期限を決めると、過程が決まります。旅行でも、国内に行くのとアメリカに行くのとでは、行程が違いますね。それと同じで、ゴールをどこに定めるかによって、計画は全然違ってきますので、「いつ」はとても重要。

②「いくら」必要なのか？

もちろん夢にはお金がかからないものもありますが、かかる場合は予算をある程度具体的にしておいたほうが、目標が現実味を帯びてきます。例えば「わが子に最高の教育を」という夢の予算範囲は「国公立大学まで」なのか「有名私大」なのか、自宅通学か一人暮らしOKか、国内か海外までか、によって全然違うので、当然貯蓄目標も違います。

③「何のために」実現させたいのか？

もしかしたらこれが一番重要かもしれません。夢といっても、ただの憧れや願望、ぼんやりした望みだけなら、実現させようというモチベーションに欠けると思います。限られた時間＝人生の中で、本当にやりたいこと、一生が終わるときに後悔のない人生を送るために、何をしていきたいのかをイメージしてみましょう。　

例えば「大きなマイホームが欲しい」という夢があるとしたら、大きい家なら敷地も建物も費用がかさむでしょう。ですが、なぜ大きな家が欲しいのかを掘り下げたとき「家族が一緒に長く仲良く、平和で心安らかに暮らしていける生活を大切にしたい」とか「自分が子供のころ、両親が苦労していて家族団らんの時間が過ごせなかったから、自分の家庭はゆったりと過ごせる空間や時間が欲しい」「夫婦共働きで毎日忙しいから、自宅は心底くつろげる場所でありたい」など、本当にその夢を叶えたい深い理由があるならば、必ず実現させたい！と決意できるかもしれません。この「何のために」は、自分の生き様や価値観などにも大きく関わってくることかと思います。

・我が家の資金計画「キャッシュフロー表」を作成しよう

　ライフプランが決まったら実際に実現可能か、を検証しましょう。そのために必ず立てるのが「キャッシュフロー表」。今後数十年にわたって、ライフプラン上の目標を予算に組み入れていきます。

一般的に言って、人生の3大資金は「住宅・教育・老後」。それぞれこれらの資金が必要となるタイミングで、大半の家計が苦しくなります。

苦しくなる時期は

☆70歳以降、年金生活になってから住宅修繕費、医療費その他がかかり、貯蓄が枯渇

☆住宅ローン抱えながら子供が大学進学している時期

☆マイホーム購入にかなり費用を捻出し、ローンも目いっぱい組んだが、購入後数年内の必要資金や、医療費などの予備費用が無い場合　

の3か所が多いようです。キャッシュフロー表を立てると、大半の家計がこの時期のどこかで赤字になり、貯蓄残高がマイナスになるようです。

・キャッシュフロー表は家計の健康診断

　赤字にならないよう、家計が破綻して大切なライフプランが実現できないことをにならないよう、対策を立てていくのですが、そのためにはできるだけ早く現状を知ることが一番です。健康診断を受けて何か異常がある場合、今すぐに入院・手術とはならないけど何年も放置しておくと病気になるので今から処方しましょう、となりますね。家計も同じで、キャッシュフロー表作成で、今すぐ破綻しなくてもこのまま行くとまずいですよ、という結果が出ます。そうしたら今からお金の解決策を立てて実践していけば、夢が叶いますよ！となれば、『解決のためにチャレンジしよう！』となりますね。キャッシュフロー表は家計の健康診断。必ず立てて定期的に見直しましょう。