貯蓄性のある保険に関して、
・家計を見直したい
・保険料の支払いを止めたい
・まとまったお金が必要になった
などで解約を検討する際に、
抑えておきたいポイントをまとめました。
1.貯蓄性のある保険とは?
2.解約したい理由&原因は?
3.保障が今後も必要か?
1.貯蓄性のある保険とは?
養老保険、終身保険、個人年金保険や
学資保険などが対象です。
これらの保険円建てだけでなく、
外貨建てや特別勘定の変額保険もあり、
同様に貯蓄性があるタイプとなります。
解約をする際には外貨建て保険や変額保険は、
・為替レート
・解約返戻金の増減
などを確認し、
その他の保険があれば優先順位をつけて、
どの保険から解約をするか見極めて手続きを進めてくださいね。
外貨建て保険や変額保険は、
解約返戻金が諸要因(為替レート、勘定項目など)により変動します。
変動するから、悪いというわけではなく、
良くも悪くもその特徴を活かせることがこの保険のメリットです。
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ここで注意していただきことは、
本当に解約することがベストな判断か・・・は、
その理由や原因によります。
2.解約したい理由&原因は?
例えば、解約をしたいと思っても
・家計を見直したいなら
⇒保険金額の減額、払済保険、延長保険、自動振替貸付
・保険料の支払いを止めたいなら
⇒払済保険、延長保険、自動振替貸付
・まとまったお金が必要になったら
⇒自動振替貸付、契約者貸付
などの選択肢もあります。
①保険金額の減額
⇒保険金額を減額した分だけ保険料が軽くなります。
例えば、ざっくりですが、
3,000万円の死亡保険で月額1万円支払っている保険を
1,500万円に減額すると月額は5千円になります。
②払済保険
⇒保険料の支払いを止めて、
その時点での解約返戻金をもとに
保険期間を変えずに同種の保険で残す方法です。
その時点での払込分で再計算されるので、
保障金額は少なくなりますが、
その時点の解約返戻金は、
その後も少しずつ増えていきます。
③延長保険
⇒保険料の支払いを止めて、
その時点での解約返戻金をもとに
保険金額を変えずに、定期保険に変更する方法です。
保険期間が短くなります。
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④自動振替貸付
⇒解約返戻金の範囲内で
保険料を自動的に保険会社が立替えます。
立替えなので、利息は付きますが、
保険金額はそのまま継続されます。
立替金を返済できずに死亡すると保険金と相殺されます。
⑤契約者貸付
⇒解約返戻金の一定範囲内まで
保険会社からお金を借りられます。
利息は付きますが無担保&無保証、審査なしで、
手続き完了から数日で着金します。
こちらも貸付金(元利金)を返済できずに死亡すると、
保険金と相殺されます。
3.保障が今後も必要か?
これまでお伝えしたように、
解約以外にも5つの方法があります。
できれば保障を減らしたくないのであれば、
・延長保険
・自動振替貸付
・契約者貸付
をまずはご検討してみてはいかがでしょうか?
その次に保障は少なくなりますが、
・保険金額の減額
・払済保険
の順ですすめてみるとよいと思います。
最後に解約をする場合は保険担当者に相談されると
いろいろアドバイスを受けられていいのですが、
各生命保険会社のカスタマーセンターへ
直接電話して解約請求書類を取り寄せることもできますよ。
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