今回は、『終身保険』の話です。
生命保険には、
大きく分けて3種類の保険があります。
・定期保険
・養老保険
・終身保険
です。
これら3つの保険は全く機能や特性が違います。
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今回はその「終身保険」の選び方をまとめてみました。
1.終身保険とは?
2.何歳まで保険料を払い続けますか?
3.まだまだ奥が深い終身保険
1.終身保険とは?
その名の通り?
身が終わるまで、
つまり一生を保障してくれる保険です。
もちろん、
解約せずに契約していることが大前提ですよ。
(払い済み保険も含む)
定期保険や養老保険は、
ある一定期間の保障は約束しますが、
必ず期限が到来します。
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対して「終身保険」は、
ずーっと、100歳でも120歳でも(笑)
いつか必ず保険金が払われます!
でも実際に、、、100歳まで保険料を払えますか?
ご心配なく。
2.何歳まで保険料を払い続けますか?
終身保険は保障は一生涯ですが、
保険料を支払う期間を契約時に希望に合わせて選ぶことができます。
一般的に多いのは、
現役時代をリタイヤするタイミングにあわせて、
60歳とか65歳まで保険料を払うパターン。
その年齢以降は既に保険料の払い込みが終わっても、
契約した保険金額が一生約束されます。
その後保険料を払わなくても保障されるのが終身保険です。
つまり老後の年金生活から保険料を払わなくても
お葬式代など一定金額を約束してくれます。
また相続対策などにも相性が良く、
納税資金準備や遺産分割対策としても活用できます。
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払い込み期間については、
実はすごく自由に選ぶことができます。
保険会社やご加入年齢にもよりますが、
最短で3年払いから5年、10年、、、
終身払い(生涯払い続けるタイプ)もあります。
払い込み期間を長くするほど保険料は安くなります。
(注:合計の払い込み累計額は多くなります)
また一時払いや全期前納といって、
まとめ最初に一括で納める方法もあります。
3.まだまだ奥が深い終身保険
さて、終身保険の仕組みが理解でき、
払い込み期間を決めたら商品選びです。
商品選びのヒントは、
・低解約型
・運用方法
・保障内容
の3点を抑えておくと良いと思います。
①低解約型
通常の終身保険に比べて、
払い込み期間中の解約返戻金が
6~7割程度に設定されています。
つまり、払い込み期間途中での解約返戻金を少なくし、
そのかわり毎回の保険料が割安に設定されています。
比較的払い込み期間が短い場合は、
支払い続けるめどが立つので検討の価値があります。
一方、20年30年と長期にわたる場合は、
ライフプランや経営状況の変化するリスクが高いので、
慎重に判断をする必要があります。
②運用方法
一般的に終身保険は、
円建ての債券運用です。
保険会社は、
デフォルトリスクの低い優良債券を
期間満了まで保有することで
安定的な保障を契約者へ供給できるわけです。
その特性と同じく、
外貨建ての債券(主に米ドル建て)で
運用される終身保険も多数あります。
こちらも債券なので、
外貨ベースでは安定的な運用をします。
ただし、為替リスクなどは契約者が負います。
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さらに投資信託のようなもので運用することを指示できる
「変額終身保険」もあります。
こちらは為替リスクだけでなく、
運用リスクも契約者に帰属します。
運用方法は契約者による指示により、
消極運用(安定資産)から積極運用(株式など)まで保有割合を選ぶことができます。
例えば、外貨株式を選択すると最近の米国株式高を享受できます。
(注:最近の傾向です)
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③保障内容
シンプルな終身保険は、
・死亡
・高度障害
・余命6ヶ月
のいずれかで保険金が受取人へ支払われます。
これらの保障に加えて、
支払い事由を
・がん、心筋梗塞、脳卒中
・介護
などまで対象を広げた商品もあります。
以上が、終身保険について知っていただきたいポイントです。
終身保険が絶対よいというわけではありません。
低金利がゆえにぜひ終身保険の特性を理解していただき、
必要有無を判断していただければと思います。
どの保険がよいか?
迷った時はお気軽にお問い合わせくださいね^^
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