今回は、弊社取り扱い外貨建て保険の
料率改定についてご案内をさせていただきます。
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1.対象商品
2.背景
3.時期と今後の影響
1.対象商品
弊社取り扱い生命保険会社のなかで、
外貨建て保険商品は4社が取り扱っています。
なお、今回対象となる主な商品は、
「終身保険」や「養老保険」など
一時払い以外の平準払い保険です。
各社の状況は以下のようになります。
・メットライフ生命⇒8/2保険始期以降の改定
・ジブラルタ生命⇒8/2保険始期以降の改定
・ソニー生命⇒改定の発表はありません
・オリックス生命⇒改定の発表はありません
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2.背景
終身保険は円建て、ドル建てともに
一般勘定といい、
元本と予定利率が保証されており、
リスクは生命保険会社が負います。
ゆえに、
リスクの低い、国債や社債など債券で
運用されることが一般的です。
今回のドル建て生命保険は、
アメリカ国債や社債で運用をしています。
トランプ政権が量的緩和政策に踏み切り、
(日本と同じ、「お金じゃぶじゃぶ」です)
その影響で国債を中心とした
債券の金利が低下しました。
※例えば2020.7.12現在で10年国債は0.6%
この状況が当面続くと予想され、
生命保険会社は運用先が
低金利になるので、
販売している保険を改定し、
実質、保険料を見直そうとなったわけです。
3.時期と今後の影響
上記に記載したように、
2020.8/2より順次改定が始まります。
「順次」と書いたのは、
まだ改定を発表していない会社も
アメリカの低金利が続くと、
同じように変更せざるを得なくなると
予想されるからです。
改定されると生命保険の積立利率が下がり、
・保険料が高くなったり、
・解約返戻率が低くなったり
します。
※今後新しく加入する契約が対象で、
既契約には影響ありません
ここからは個人的な考えですが、
以下の点は今後注目したい項目です。
・アメリカ大統領選挙の結果により、
今後状況が変わるかもしれない
・世界的な経済は右肩上がりである
(緩急はある程度容認)
・米中関係(貿易摩擦、安全保障問題など)
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