がん保険について調べたり説明を受ける際、この言葉をよく耳にするかと思います。
医学的に厳密に正確に説明するとなると大変難しくなるのですが、上皮内新生物(上皮内がん)と
いうものは、
「粘膜の上の層である上皮の内側にがんができている状態」
で、初期状態のがんのことという認識でよろしいかと思います。
代表的な部位でいうと、大腸や子宮けい部に多く、肺がん、食道がん、すい臓がん、肝臓がん、
膀胱がんもまずはその内臓の上皮組織内に発生するのだそう。
当然のことながら治療せず放置すると、どんどん進行して悪性新生物になる可能性が高いのですが、
治療すれば合併症にでもかからない限り、3年後の生存率はほぼ100%と言われています。
ただ…このような理由から、一部のがん保険では上皮内新生物は、保障の対象にならない場合が
あります。
でも、過去に生命保険会社のカスタマーセンターで「保険金請求」を担当していたことのある私個人の
意見になってしまいますが、やはり「上皮内」であってもその方にとっては「がん」です…
この病気だと宣告されたお客様(ご本人様)が自ら給付金請求をかけてこられる際は皆衝撃も大きく、
当然自分が入っている「がん保険」も上皮内新生物であっても給付対象だと思って電話をかけてこられて
いました。
皆様も一度まず自分の証券を確認してみてください。
そしてこれから加入を考える方は、「上皮内」であってもきちんと保障される保険を選んでいただきたい
と思っております。
(美濃加茂支店 土屋)