昨日、「東京家族」という映画がTVで放送されていました。
偶然チャンネルを変えたときには既に物語は終盤に差し掛かっていましたが、
ちょうどその時のシーンが印象的でした。
母親が危篤で明日の朝までもたない・・・
そんな現実を突きつけられた家族の様子が実にリアルでした。
というのも、私自身、父が他界する数日前に病院でその事実を知らされ、
死が近づく父親をただ見守るだけ、という状況を経験しているからです。
物語では、母親の葬儀の後、残された父親はひとり田舎で暮らし、子供たちは東京へ帰っていく。
家族が新たな日常に向かっていくというエンディングでしたが、
どこにでもあり得る等身大の物語だと感じました。
私たちの仕事は、そんな様々な人生の物語を少しでも幸せな物語に近づけることができるものではないか、
また、そうでなくてはならないと改めて思います。
(本社 田浦)